小暑とは?2024年はいつ?食べ物や行事について解説

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7月が訪れると、天気予報で頻繁に耳にする「小暑」という言葉。皆さんも気になったことがあるのではないでしょうか?

日本は南北に長い国で、地域によって季節の感じ方が異なることが多いですね。しかし、「暑」という文字が含まれていることから、夏に関連する言葉であることが分かります。

また、「小」という文字があることから、夏の到来を感じさせる暑さなのかもしれません。

ただし、地域によってこの感じ方は異なります。北海道ではちょうど良い暑さに感じることもあれば、沖縄では「全然小さくない」暑さと感じることも。これは日本の多様な気候を表しています。

それでは、具体的に「小暑」とはどのような季節を指すのでしょうか。この記事では、その意味を掘り下げてみましょう。

二十四節気とは

一年を太陽の動きに沿って分けたのが二十四節気(にじゅうしせっき)です。

具体的には、太陽が通る道、つまり黄道を24に分け、それぞれの部分に季節を割り当てます。例えば、夏至は一年で日が最も長い日で、冬至は最も短い日です。

これらを基にして昼夜の長さが等しい春分や秋分でさらに季節を細かく分け、立春、立夏、立秋、立冬などの時期が設定され、季節を細かく8つに分けます。

そして、これらをさらに細分化して、二十四の期間に名前を付けたのが二十四節気なのです。

二十四節気の一覧も用意しています。ぜひ参考にしてください。

季節の流れを示す二十四節気とその特徴
「二十四節気」という言葉は聞いたことがあるかもしれませんね。時々、カレンダーにも記されています。 でも、この言葉が具体的に何を表しているのかを詳しく知っている方は少ないかもしれません。 二十四節気は、季節の変わり目を示す用語で、立春、立夏、...

「小暑」とは?

小暑(しょうしょ)とは、二十四節気の一つで、暑さが少しずつ増していく時期を指します。

夏が近づく前の段階であることが、この言葉から伝わってきます。ただし、沖縄では必ずしもこの定義に当てはまらないこともあります。

この時期は、梅雨が明ける直前であり、集中豪雨や雷雨が発生しやすい時期となります。したがって、注意が必要です。

特に、台風の影響で集中豪雨が発生しやすいのが「小暑」の時期です。最近では突然のゲリラ豪雨も増加しているため、雨の対策は必須です。

この時期になると、セミの声が聞こえ始め、晴れた日には夏らしい空が広がりますが、曇りや雨の日は蒸し暑くなることがあります。

2024年の「小暑」はいつ?

2024年の小暑は7月6日(土)に訪れます。

小暑は毎年7月7日頃に訪れることが多いのですが、年によって日付は少し変わります。

この時期は、梅雨明けが近づき、集中豪雨が頻発する季節でもあります。

小暑の「七十二候」

「二十四節気」を更に詳細に分けた「七十二候(しちじゅうにこう)」と呼ばれるもので、約5日ごとに変わる気象や自然界の変化を記録しています。

この七十二候を通じて、小暑がどのような季節として理解されているかがより明確になります。現代ではあまり目にすることのない自然の様子も含まれています。

第三十一候 温風至【あつかぜいたる】 [7月7日~11日頃]


この時期、日差しは一段と強くなり、夏の暖かい風が吹き渡ります。特に7月7日は、日本の伝統的な行事「七夕」が行われる日で、織姫と彦星の美しい物語が語られます。また、夏の味覚であるトウモロコシが旬を迎え、その甘さと香りで夏の訪れを感じさせてくれます。

第三十二候 蓮始開【はすはじめてひらく】 [7月12日~16日頃]


夜明けに向けて、蓮の花が開き始める美しい時期です。泥の中から生まれる蓮の花は、その清らかな美しさで古くから人々に愛されてきました。

第三十三候 鷹乃学習【たかすなわちわざをなす】 [7月17日~21日頃]


初夏に生まれた鷹の雛が、飛び方や狩りの技を学び、やがて巣立つ準備を始める時期です。日本では特にオオタカが有名で、古来より鷹狩りの文化が根付いています。この伝統は非常に古く、『日本書紀』にもその記述があり、その起源は4世紀頃にさかのぼるとされています。

小暑の行事

七夕の節句


七夕は、子どもの日やひな祭りと同じく、日本における大切な節句のひとつです。多くの人々がこの日を大切にし、特別なお祭りとして祝います。

星に願い事を書いた短冊を笹に吊るす風習のある七夕は、「星祭り」とも称されます。笹を飾ることから「笹の節句」とも呼ばれています。

また、この季節にはそうめんを食べることが一般的です。

ただし、旧暦で7月7日に行われていたため、現在では8月7日に七夕を祝う地域もあります。

暑中見舞い


暑中見舞いは、通常小暑から立秋までの間に送られるものです。しかし、梅雨が長引いている場合は、梅雨明けを待ってから送ることが望ましいとされています。

土用の丑の日


土用の丑の日は小暑の終わり頃に訪れることが多いですが、年によって日付は異なります。この日は、特にうなぎを食べるという習慣があります。

小暑の食べ物

うなぎ


小暑の終わりから大暑にかけては、土用の丑の日がやってきます。この時期は、伝統的にうなぎを食べる習慣があります。夏の暑さで疲れた体に元気を与えるため、うなぎを味わうのがおすすめです。

夏野菜


小暑の季節は、様々な夏野菜が旬を迎えます。市場やスーパーには、トウモロコシ、トマト、きゅうり、なす、枝豆、オクラ、ししとうなどの夏野菜が並びます。

そうめん


小暑はしばしば七夕と重なるため、七夕に合わせてそうめんを食べることが一般的です。

まとめ

小暑は梅雨明けを迎え、暑さが増してくる時期です。特に最近の暑さは厳しく、体調管理が重要になります。

うなぎやオクラなど、栄養たっぷりの旬の食材を取り入れて、健康的に夏を乗り切りましょう。ただし、この季節は食品が傷みやすくなるため、食中毒には十分注意してください。

また、小暑は暑中見舞いを送る良い時期でもあります。身近な人への感謝の気持ちを伝える絶好の機会です。

今年の小暑は、季節の変化を意識しながら、楽しく過ごしてみてはいかがでしょうか。

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