新たに購入した食器や雑貨についている価格のシールが、きれいにはがれずに白い残りがついてしまうこと、ありますよね。
シールを剥がしたら、その部分がベタベタしてしまった経験はありませんか?
子どもが部屋中にシールを貼りまくって、どうしようかと困ったことはありますか?
これらはよくある悩みです。
市販のシール除去スプレーのような専用品もありますが、実はご家庭にあるもので簡単に、かつキレイにシールを剥がす方法があるのです。
今回は、その方法をいくつかご紹介します。
シールを剥がす方法
様々なシール除去法がありますので、試してみる価値のあるいくつかの方法を挙げます。最初に挙げた方法から順に試してみると良いでしょう。
ただし、シールが貼られている素材によっては、剥がした後に素材が傷んでしまうことがあるので、使用する際は注意が必要です。
下記に、シールを剥がしたいアイテムの例とそれぞれの方法を説明していますので、是非参考にしてみてください。
ヘアドライヤーを使ったシール剥がし
まずはじめにおすすめしたいのが、ヘアドライヤーを使う方法です。
シールにヘアドライヤーの暖かい風を当てて加熱します。シールが温まると、粘着部分が柔らかくなり、元々素材にしっかりと固定されていた接着剤が緩くなります。これにより、シールを楽に剥がすことができます。
水を使うことができないアイテムにも適しており、幅広い場面で役立ちます。驚くほどキレイに剥がすことができるので、ぜひ試してみてください。私も個人的には、この方法でいつも綺麗に剥がしています。
※注意点
・ヘアドライヤーを使う際は、温度に注意しながら使用してください。
・熱に弱い素材の場合は、変形する可能性があるので注意してください。
ヘアドライヤーではシールが剥がれない場合
ヘアドライヤーを試してもシールが剥がれなかった場合は、次の方法を試してみてください。
完全に水に浸けても大丈夫な素材の場合
たとえば、皿やグラスなど、水に完全に浸しても問題ない素材の場合は、洗面器に水を張ってその中に一晩浸しておくと良いでしょう。翌朝、シールが柔らかくなっているので、簡単に剥がせます。
すぐに剥がしたい場合は、熱湯に浸して素早く柔らかくすることもできます。
部分的に水に濡れても大丈夫な素材の場合
例えば食器など、全体を水に浸すわけにはいかないけれど、シールがついている部分を水に濡らしても大丈夫な場合、次のような方法があります。
中性洗剤やお酢を使う方法
台所で使う中性洗剤やお酢をシールの上に塗り、その上からラップをかけます。
20分程度置くと、シールが浮き上がって剥がれやすくなります。
頑固なシールの場合は、もう少し長く置いてみると効果的です。
ハンドクリームを使用する方法
ハンドクリームをシールの上に塗り、少し待ってから剥がします。
ライターオイルを使う方法
シールにライターオイルを塗ってから15秒程度待つと、シールが浮き上がりやすくなります。
シールの粘着質が残った時の対処法
シールを剥がした後に粘着質が残ってしまった場合、以下の方法をお試しいただくと良いでしょう。
- 消しゴムを使用してこすって取り除く
- セロハンテープやマスキングテープなどの粘着テープを使って粘着部分を取り除く。ただし、コートしていない紙素材には使用しないでください
- ハンドクリームを塗って擦る(水に濡らしても問題ない素材に限る)
- 水を含ませたメラミンスポンジで優しく拭き取る(水に濡らしても問題ない素材に限る)
素材別のシール剥がし方法のおすすめ
陶磁器
耐水性と耐熱性を持つため、上記の方法すべてが適用可能です。特に水に浸す方法が効果的です。
ガラス
小さなアイテム(例:グラス)は水に浸すのが効果的です。大きなもの(例:窓ガラス)は、中性洗剤、お酢、ハンドクリーム、ライターオイルを使ってみてください。
プラスチック
中性洗剤、お酢、ハンドクリームを推奨します。
本(特に古本の値札シール)
ドライヤーが効果的で、きれいに剥がすことができます。
クリアコーティングされたカバーにはライターオイルも有効ですが、コーティングされていない紙には使用しないでください。インクがにじんだりシミになる恐れがあります。
紙
水を使うことができない紙には、ドライヤーをお勧めします。
家具
まずはドライヤーを試してみてください。他の方法を試す前に、家具の素材が変色したりシミになったりする可能性があるため、目立たない場所でテストしてから行ってください。
まとめ
ご家庭にある身近な道具を使って、シールやステッカー、両面テープやガムテープの跡をきれいに除去できます。これで、お子様が家の中にシールを貼ってしまっても安心です。
ぜひこれらの方法をお試しください!