梅雨になると、
「部屋がジメジメして不快」
「クローゼットを開けると湿っぽい」
「部屋干しした洗濯物がなかなか乾かない」
「カビが生えないか心配」
といった悩みが増えてきます。
湿度が高い状態が続くと、カビやダニが増えやすい環境になるだけでなく、窓の結露や家具・衣類の傷みにつながることもあります。
梅雨の湿気対策で大切なのは、
・部屋の湿度を確認する
・空気を動かす
・必要に応じて除湿する
・湿気がたまりやすい場所を重点的に対策する
という4つです。
室内では湿度40~60%程度をひとつの目安にすると管理しやすく、梅雨時期は特に60%を大きく超える状態が長く続かないよう意識するとよいでしょう。
この記事では、今日からできる梅雨の湿気対策を、部屋・クローゼット・布団・部屋干しなど場所別にわかりやすく紹介します。
- 梅雨になると部屋の湿度が高くなるのはなぜ?
- 部屋の湿度は何%が目安?
- 梅雨の湿気対策10選
- 1.まず温湿度計で部屋の湿度を確認する
- 2.窓を開けるだけでなく空気の通り道を作る
- 3.エアコンの除湿機能を使う
- 4.湿度が高い日が続くなら除湿機を使う
- 5.サーキュレーターで部屋の空気を動かす
- 6.クローゼットや押し入れは詰め込みすぎない
- 7.クローゼット・下駄箱には置き型除湿剤を使う
- 8.布団やマットレスは敷きっぱなしにしない
- 9.部屋干しは洗濯物に風を当てる
- 10.家具を壁に密着させすぎない
- 新聞紙や重曹は湿気対策に使える?
- お菓子に入っていた乾燥剤は再利用できる?
- 梅雨の湿気対策グッズおすすめ3選
- 梅雨にやってはいけない湿気対策
- 場所別の湿気対策まとめ
- 梅雨の湿気についてよくある質問
- まとめ|梅雨の湿気対策は「湿度を知る・空気を動かす・除湿する」が基本
梅雨になると部屋の湿度が高くなるのはなぜ?
梅雨は雨の日が多く、外の空気に多くの水分が含まれています。
さらに室内では、
・洗濯物の部屋干し
・料理
・入浴
・人の呼吸や汗
などによっても水分が発生します。
外から湿った空気が入り、室内でも水分が発生すると、部屋の湿度が下がりにくくなります。
特に、
・北側の部屋
・クローゼット
・押し入れ
・家具の裏
・ベッドや布団の下
・洗面所
・浴室周辺
などは空気が動きにくく、湿気がたまりやすい場所です。
部屋の湿度は何%が目安?
湿気対策をするときは、感覚だけでなく湿度計で確認するのがおすすめです。
厚生労働省の建築物環境衛生管理基準では、相対湿度40~70%が基準とされています。
家庭で快適に過ごす目安としては、40~60%程度を意識すると管理しやすいでしょう。
湿度が60%を大きく超えた状態が続く場合は、
・エアコンの除湿
・除湿機
・換気
・サーキュレーター
などを使って調整します。
逆に除湿しすぎて40%を下回る場合は乾燥にも注意してください。
梅雨の湿気対策10選
1.まず温湿度計で部屋の湿度を確認する
最初におすすめしたいのが温湿度計を置くことです。
湿気は目に見えないため、
「今日はジメジメしている気がする」
という感覚だけでは正確に判断しにくいものです。
温湿度計があれば、
55%
60%
70%
など数字で確認できます。
特に、
・リビング
・寝室
・北側の部屋
・クローゼット付近
など湿気が気になる場所へ置いておくと便利です。
タニタ デジタル温湿度計 TT-585
手軽に使える温湿度計なら、タニタ「TT-585」が使いやすいです。
温度・湿度だけでなく、
・カラカラ
・カイテキ
・ジメジメ
の3段階で室内環境を表示してくれます。
過去の最高・最低温湿度も確認できます。
卓上だけでなく、背面のマグネットを使って取り付けられるのも便利です。
参考価格:約1,100~1,500円前後
Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングで販売されています。
2.窓を開けるだけでなく空気の通り道を作る
湿気対策では換気も重要です。
ただし、
「雨の日だから窓を開ければ必ず湿度が下がる」
わけではありません。
外の湿度が非常に高い日は、長時間窓を開けることで湿った空気が室内へ入る場合があります。
換気する場合は、できれば2か所を開けて空気の入口と出口を作りましょう。
窓が1か所しかない場合は、
窓
+
換気扇
を組み合わせる方法もあります。
また、風が通りにくい場合はサーキュレーターや扇風機を併用すると、室内の空気を動かしやすくなります。
3.エアコンの除湿機能を使う
リビングや寝室など広い部屋では、エアコンの除湿機能が便利です。
特に、
・部屋全体がジメジメしている
・気温も高い
・窓を開けにくい
・部屋干ししている
といった場合に使いやすい方法です。
ただし、エアコンの「除湿」にはメーカーや機種によって運転方法が異なります。
室温が下がりすぎたり、逆にあまり下がらなかったりする場合があるので、自宅のエアコンの説明書を確認して使用してください。
4.湿度が高い日が続くなら除湿機を使う
梅雨時期に特に便利なのが除湿機です。
エアコンとは別に置けるため、
・寝室
・脱衣所
・部屋干しスペース
など必要な場所へ移動して使えます。
特に部屋干しが多い家庭では、除湿機があると洗濯物の乾燥にも利用できます。
ただし、除湿機は運転中に室温が上がるタイプもあります。
暑い時期はエアコンと使い分けたり、併用したりすると快適です。
アイリスオーヤマ 衣類乾燥除湿機 IJC-P70
梅雨の部屋干しと湿気対策を両方したいなら、アイリスオーヤマ「IJC-P70」が候補です。
コンプレッサー式で、定格除湿能力は50Hzで5.9L/日、60Hzで7.3L/日。
除湿可能面積の目安は60Hzの場合、
・木造:約9畳
・プレハブ:約14畳
・鉄筋:約18畳
です。
コンパクトながら衣類乾燥にも対応しているため、梅雨時期に使いやすいモデルです。
参考価格:約17,000~23,000円前後
Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングで販売されています。
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5.サーキュレーターで部屋の空気を動かす
湿気がたまりやすい場所では、空気を動かすことも大切です。
サーキュレーターを使って、
・部屋の隅
・家具の裏
・窓際
・部屋干ししている洗濯物
などへ風を送ります。
ただし、サーキュレーター自体には空気中の水分を取り除く機能はありません。
湿度そのものを下げたい場合は、
サーキュレーター
+
エアコン除湿
または、
サーキュレーター
+
除湿機
という組み合わせがおすすめです。
6.クローゼットや押し入れは詰め込みすぎない
クローゼットや押し入れは、梅雨に特に湿気がたまりやすい場所です。
衣類や布団を隙間なく詰め込むと空気が通りにくくなります。
できれば収納量を少し減らし、
・衣類同士の間隔を空ける
・床や壁に物を密着させすぎない
・定期的に扉を開ける
などを意識しましょう。
扉を開けるだけでは空気が動きにくい場合は、サーキュレーターや扇風機の風を短時間送る方法もあります。
ただし、雨の日に窓から湿った外気を大量に取り込みながらクローゼットを開放するのは避けた方がよい場合もあります。
7.クローゼット・下駄箱には置き型除湿剤を使う
部屋全体を除湿するほどではない場所には、置き型除湿剤が便利です。
例えば、
・クローゼット
・押し入れ
・下駄箱
・流し台の下
などです。
置き型除湿剤は、部屋全体の湿度を下げるための商品ではありません。
空気の動きが少ない狭い収納スペースの湿気対策として利用しましょう。
エステー ドライペット コンパクト
収納スペースに使いやすいのが「ドライペット コンパクト」です。
標準除湿量は350mlで、有効期間の目安は2~4か月。
容器を繰り返し使用し、中の薬剤だけ交換できるタイプなので、ゴミを減らしやすいのも特徴です。
クローゼット・押し入れ・下駄箱・流し台の下などで使用できます。
本体参考価格:約130~300円前後
詰め替え3個入り:約250~400円前後
Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングで購入できます。
8.布団やマットレスは敷きっぱなしにしない
寝具も湿気がたまりやすい場所です。
人は寝ている間にも汗をかくため、敷布団やマットレスには湿気がこもります。
特に、
フローリング
+
敷布団
のように直接敷いている場合は注意が必要です。
朝起きたら、
・布団をめくる
・立てかける
・ベッドの掛け布団を外して風を通す
などして、湿気を逃がしましょう。
晴れた日に外干しできない場合は、布団乾燥機を使う方法もあります。
マットレスの場合はメーカーによって手入れ方法が異なるため、取扱説明書を確認してください。
9.部屋干しは洗濯物に風を当てる
梅雨は洗濯物を室内へ干す日が増えます。
しかし、濡れた洗濯物から水分が蒸発するため、室内の湿度も上がります。
部屋干しするときは、
・洗濯物同士の間隔を空ける
・サーキュレーターを当てる
・除湿機を使う
・エアコンの除湿を使う
といった対策をしましょう。
特に、
除湿機
+
サーキュレーター
の組み合わせなら、空気中の水分を取りながら洗濯物へ風を当てられます。
雨が降っていなくても風が強すぎる日は、無理に外へ干さず部屋干しへ切り替えるのがおすすめです。
関連記事:風速5mで洗濯物は外干しできる?飛ばされない干し方と風速別の判断目安
10.家具を壁に密着させすぎない
タンス・本棚・ベッドなどを壁へぴったり付けると、家具と壁の間に空気が通りにくくなります。
特に外壁に面している場所や北側の壁では、湿気や結露が気になることがあります。
可能であれば壁から少し隙間を作り、空気が動けるようにしておきましょう。
定期的に家具の裏も確認し、
・カビ
・結露
・壁紙の変色
・湿ったニオイ
などがないかチェックすることも大切です。
新聞紙や重曹は湿気対策に使える?
旧記事では新聞紙や重曹を湿気対策として紹介していました。
どちらも水分を吸う性質はありますが、部屋全体の湿度を大きく下げるほどの除湿能力は期待できません。
そのため、
「リビングの湿気を重曹だけで解決する」
という使い方はおすすめしません。
新聞紙なら濡れた靴の中へ入れるなど、狭い場所で一時的に水分を吸わせる用途には利用できます。
部屋や収納スペースの湿気対策なら、
・換気
・除湿機
・エアコン
・市販の除湿剤
を中心に考える方がわかりやすいでしょう。
お菓子に入っていた乾燥剤は再利用できる?
基本的には積極的な再利用をおすすめしません。
乾燥剤には、
・シリカゲル
・石灰乾燥剤
・脱酸素剤
などさまざまな種類があります。
見た目だけでは判断しにくく、すべての乾燥剤を電子レンジや加熱によって再生できるわけではありません。
「乾燥剤なら電子レンジで温めればまた使える」
と考えないようにしましょう。
再利用可能と明記された商品だけ、メーカー指定の方法で使用してください。
梅雨の湿気対策グッズおすすめ3選
今回紹介した3商品を用途別にまとめると次のようになります。
| 商品 | おすすめ用途 | 参考価格 |
|---|---|---|
| タニタ TT-585 | 部屋の湿度確認 | 約1,100~1,500円 |
| アイリスオーヤマ IJC-P70 | 部屋・部屋干しの除湿 | 約17,000~23,000円 |
| ドライペット コンパクト | クローゼット・下駄箱 | 約130円~ |
まず湿度を確認したい
→タニタ TT-585
部屋全体の湿気・部屋干しを何とかしたい
→アイリスオーヤマ IJC-P70
クローゼットや下駄箱だけ対策したい
→ドライペット コンパクト
という使い分けがおすすめです。
梅雨にやってはいけない湿気対策
雨の日に窓を一日中開けっぱなしにする
換気は大切ですが、外の湿度が非常に高い場合は湿った空気を取り込む可能性があります。
天気や室内湿度を確認しながら調整しましょう。
除湿剤を部屋の中央に置くだけで安心する
一般的な置き型除湿剤は、クローゼットなど狭い場所向けです。
リビングなど広い部屋全体を除湿するなら、エアコンや除湿機の方が適しています。
クローゼットに除湿機を入れて扉を閉める
通常の家庭用除湿機を狭い収納内へ入れて密閉運転するのはおすすめしません。
機器には吸気・排気スペースが必要で、運転中に熱も発生します。
メーカー指定の設置スペースを守って使用してください。
除湿しすぎる
湿度は低ければ低いほどよいわけではありません。
除湿しすぎて40%を大きく下回る状態が続く場合は、運転を弱めるなど調整しましょう。
場所別の湿気対策まとめ
リビング・寝室
・温湿度計
・エアコン除湿
・除湿機
・サーキュレーター
クローゼット・押し入れ
・詰め込みすぎない
・定期的に空気を入れ替える
・置き型・吊り下げ型除湿剤
布団・ベッド
・敷きっぱなしにしない
・定期的に風を通す
・必要に応じて布団乾燥機
部屋干し
・洗濯物の間隔を空ける
・サーキュレーター
・除湿機
・エアコン除湿
下駄箱
・濡れた靴をそのまま収納しない
・定期的に扉を開ける
・除湿剤を利用する
梅雨の湿気についてよくある質問
湿度60%なら除湿した方がいい?
60%程度ならすぐに問題になるわけではありません。
ただし、60%を超える状態が長く続く場合や、窓・家具に結露が発生している場合は除湿を検討するとよいでしょう。
湿度70%は高い?
室内では高めです。
特に梅雨時期に70%前後の状態が長く続く場合は、換気やエアコン、除湿機などを使って湿度を下げることをおすすめします。
雨の日でも換気した方がいい?
必要に応じて換気は行いますが、外の空気が非常に湿っている場合は窓開け換気だけでは湿度が下がらないことがあります。
換気扇やエアコン・除湿機などと使い分けましょう。
扇風機だけで除湿できる?
扇風機やサーキュレーターには、空気中の水分そのものを取り除く機能はありません。
ただし、空気を動かすことで洗濯物や寝具などの水分を乾かしやすくできます。
湿度を下げたい場合は除湿機やエアコンと組み合わせましょう。
除湿機は一日中つけておいても大丈夫?
製品によって使用方法が異なります。
連続運転や切り忘れ防止機能の有無を確認し、メーカーの取扱説明書に従ってください。
除湿剤はどこに置くのが効果的?
クローゼット・押し入れ・下駄箱・流し台の下など、狭く湿気がたまりやすい場所に向いています。
商品に記載された使用場所・置き方を守ってください。
カビを見つけたら除湿するだけでいい?
すでに発生したカビは、湿度を下げるだけではなく清掃も必要です。
素材や場所によって適切な掃除方法が異なるため、広範囲に発生している場合や壁の内部まで広がっている可能性がある場合は専門業者への相談も検討してください。
まとめ|梅雨の湿気対策は「湿度を知る・空気を動かす・除湿する」が基本
梅雨の湿気対策で大切なのは、
1.湿度計で現在の湿度を確認する
2.換気やサーキュレーターで空気を動かす
3.湿度が高い場合はエアコンや除湿機を使う
4.クローゼットや下駄箱には除湿剤を使う
5.布団や家具の裏など湿気がたまる場所にも風を通す
ということです。
特に、
部屋全体
→エアコン・除湿機
クローゼットや下駄箱
→除湿剤
布団・マットレス
→風通し・布団乾燥機
部屋干し
→除湿機+サーキュレーター
というように、場所に合わせて対策を変えるのがポイントです。
梅雨の湿気は完全になくすことはできません。
湿度を必要以上に下げるのではなく、温湿度計を確認しながら40~60%程度をひとつの目安に調整して、ジメジメしにくい室内環境を作ってみてください。


