6月に入ると、じめじめした梅雨の季節がやってきますね。雨は植物にとっては恵みですが、私たち人間にとっては湿気との闘いが始まります。
梅雨時期は部屋の中が蒸し暑く、カビが生えやすくなります。大切な本が湿気でシワシワになってしまった経験はありませんか?
家でできる簡単な湿気対策があれば試してみたいですよね。この季節特有のジメジメを少しでも解消する方法を一緒に見ていきましょう。
湿気がもたらす悪影響
梅雨の湿気は不快なだけでなく、様々な問題を引き起こします。
カビの発生
目に見えるカビは湿気の影響を実感しやすい例です。多くの人が経験したことがあるでしょう。カビはぜんそくやアレルギーを引き起こしたり悪化させたりする可能性があります。
ダニの増加
高温多湿な環境はダニが繁殖しやすい条件です。梅雨はまさにその条件が揃います。カビと同じく、アレルギーの原因になったり、人を刺したりします。特に小さな子どもがいる家庭では注意が必要です。
家具の傷み
湿気で窓や家具に結露が生じ、家全体が傷みやすくなります。特にピアノなどの楽器は湿気に弱いものが多いです。
体調不良
湿気は関節痛を悪化させたり、肩こりや頭痛、だるさを感じやすくなります。また、気分が落ち込むなど、心の健康にも影響すると言われています。
梅雨時の湿気対策
じめじめした部屋を快適にする方法はないでしょうか?家でできる簡単な対策をいくつかご紹介します。
晴れ間を見つけて換気しよう
雨の多い梅雨でも、時々晴れる日がありますよね。そんな日に窓を開けて、部屋の空気を入れ替えましょう。
クローゼットや引き出しなども開けておくと、空気の流れができて効果的です。できるだけ風が通るように工夫してくださいね。扇風機を使うのもおすすめです。
エアコンの除湿機能を活用
広い範囲の湿気を取るには、エアコンの除湿機能が便利です。扇風機と一緒に使うとより効果的ですよ。部屋干しするときにも使えます。
除湿器を使おう
エアコンと一緒に、除湿器を使うのもおすすめです。
持ち運びができるので、エアコンのない部屋やトイレなどでも使えます。押し入れやクローゼットなどの狭いところにも置けるのが、エアコンとの大きな違いです。エアコンより安いのも魅力ですね。
布団乾燥機で寝具をふかふかに
梅雨時は布団を外に干せませんが、布団乾燥機を使えばいつでもふかふかの布団で寝られます。
湿気を取るだけでなく、ダニも退治してくれるので、赤ちゃんや小さな子どものいる家庭におすすめです。
羽毛布団や羊毛布団にも使える機種があります。ベッドのマットレスの湿気対策にも使えますよ。
最近の布団乾燥機は、服や靴を乾かす機能がついているものもあるので、チェックしてみてくださいね。
重曹で湿気を吸い取る
重曹には湿気を吸い取る効果があります。薬局で買えるので、湿気の多いところに置いてみましょう。
見える場所に置くときは、かわいい容器に入れてリボンをつけると、インテリアとしても楽しめます。
好きな香りのアロマオイルやコロンをつけた綿を一緒に入れておくと、良い香りも楽しめますよ。
重曹がボソボソしてきたら交換時期です。使い終わった重曹は掃除に使えるので無駄になりません。
身近な湿気対策グッズ
身の回りにある物でも、湿気取りに使えるものがたくさんあります。例えば、新聞紙は水分をよく吸う性質があります。読み終わった古新聞を丸めて、湿気の多いところに置いておくだけでOK。
雨に濡れた靴の中に新聞紙を詰めておくと、湿気を吸い取ってくれるだけでなく、靴の臭いも取ってくれるので一石二鳥ですね。
乾燥剤の活用法
お菓子などに入っている乾燥剤、捨てていませんか?これを集めておいて、梅雨時に使うのもいいアイデアです。ジップロックなどに保存しておき、必要な時に取り出して使います。引き出しの中など、狭いところで使うのが効果的です。
薬局で売っている乾燥剤の中には、湿ってしまっても電子レンジで温めると復活するタイプのものがあります。何度も使えるのでお得ですよ。
市販の湿気取り製品
お店で売っている湿気取り製品は、効果がしっかりしています。湿気をよく吸ってくれるし、どこにでも置けるので便利です。
箱型のものだけでなく、シート状になった湿気取りシートもあるので、使う場所に合わせて選んでみてください。
まとめ
ここまで湿気対策をいろいろ紹介してきましたが、雨を悪者扱いするつもりはありません。
雨は実はとても大切なものです。雨が降らなければ、木々は枯れてしまいますし、私たちの生活も成り立ちません。
雨の恵みに感謝しながら、上手に湿気対策をしていきましょう!