田舎での生活では、車が日々の移動に欠かせません。通勤のために家と職場を車で行き来しているので、車のメンテナンスは非常に重要です。
ところが、最近エンジンオイルの交換時期をチェックしてみると、気付かずに3ヶ月もの間、交換時期を過ぎてしまっていたのです!
エンジンオイルの交換は、ついつい忘れがちで、ガソリンスタンドやカーショップで次の交換時期を教えてもらっても、あっという間にその時期を過ぎてしまいます。
そこで気になったのが、交換時期を過ぎてしまったエンジンオイルは、本当に車に影響がないのかということです。
初めて3ヶ月もの間、交換時期を過ぎてしまった今回、「もしかして車が故障する?」と不安になりました。
そんな時、エンジンオイルの適切な交換タイミングについて、整備士だった友人にアドバイスをもらいました。
主な確認ポイントは以下の通りです。
- エンジンオイルはどれくらいの距離や期間ごとに交換すべきか
- オイルフィルターの交換は必要か
- 普通車と軽自動車で交換時期に差はあるか
- 交換時期を過ぎてしまった場合、どんな影響があるか
これらを踏まえて、車のメンテナンスに関するアドバイスをまとめましたので、車をお持ちの方はぜひ参考にしてください。
普通車のエンジンオイル、いつ交換すべき?
普通車の場合、エンジンオイルの交換は一般に以下の基準で行われます。
- 距離: 5,000kmごと
- 期間: 半年ごと
これらはあくまで目安であり、実際の交換時期は車種や使用状況によって異なります。
最も確実な情報源は、車の取扱説明書やメーカーの指示です。
取扱説明書を紛失してしまった場合は、車のメーカーに問い合わせるか、公式ウェブサイトで情報を確認することをお勧めします。
一般的な目安としては
- ガソリン車は約15,000kmまたは1年ごと
- ターボ車は5,000kmまたは6ヶ月ごと
- ディーゼル車は10,000kmまたは1年ごと
が交換時期とされています。ただし、これらの目安はメーカーや使用状況によって異なる可能性があるため、注意が必要です。
特に、以下のような条件下で使用している場合、エンジンオイルは通常よりも早く劣化することがあります。
- 年間2万km以上走る営業車
- 短距離の買い物や子供の送迎が多い
- 渋滞や信
- 号待ちでのアイドリングが多い
- 山道での頻繁なブレーキ使用
- 砂利道や雪道、凹凸の多い悪路での運転
これらの条件に当てはまる場合は、メーカーの推奨する交換時期よりも早めにメンテナンスを行うことをお勧めします。
オイルフィルターの適切な交換タイミング
エンジンオイルを交換する際に、どのくらいの頻度でオイルフィルターも交換すべきか迷うことがよくあります。
通常、エンジンオイルを新たにする時に、オイルフィルターはその半分の回数で交換することが推奨されているとされます。
それでも、大手自動車メーカーは以下のような交換目安を提案しています。
- ガソリンエンジン車では15,000kmごと
- ターボ搭載車では10,000kmごと
- ディーゼルエンジン車では10,000kmから20,000kmの間
この指針によると、オイルフィルターの交換は、「エンジンオイルを交換するたびに2回に1回」という固定のルールに縛られることなく、オイルを頻繁に交換する方は「2~3回に1回の交換」が適していると考えられます。
逆に、あまり頻繁に交換しない方は、「エンジンオイルを新しくする都度、オイルフィルターも同時に交換する」方が良いとされています。
軽自動車のエンジンオイル交換時期
軽自動車に関しては、以下のような交換推奨時期があります。
- 距離にして3,000kmごと
- または3ヶ月ごと
普通車と比べてエンジンオイルの量が少ない軽自動車は、高回転で運転されがちなため、オイルの劣化が早まりやすいです。
しかしながら、大手メーカーの一部では軽自動車のエンジンオイル交換時期を
- 10,000kmごと
- または1年ごと
と設定しています。これは車の性能が向上している現代において、一律に短期間での交換を必要としなくなっていることを反映しています。
ただし、厳しい使用条件下では、より頻繁な交換が推奨される場合もあります。
例えば、私の母親は自分の軽自動車を車検の際にのみオイル交換しており、年間6,000km走行して10年以上にわたり故障がないため、オイル交換を過度に心配する必要はないということが示されています。
エンジンオイルの交換遅延と車への影響
エンジンオイルの交換を推奨される期間を過ぎてしまった場合、車の故障が心配になるのは当然です。
しかし、交換が少々遅れたとしても、すぐに車が故障するわけではありません。
実際、エンジンオイルさえ入っていれば、たとえそれが古くなっていても、車は基本的に動き続けます。
普通車における一般的な15,000kmごとのオイル交換の目安を守らず、車検時まで交換しない人も少なくありませんが、それでもほとんどの車は問題なく動作します。
もし故障が起きたとしても、大抵の場合はエンジンオイルの問題ではないことが多いです。
オイル交換が重視されるのは、使用を重ねるうちにオイルが汚れて性能が落ちるためです。これが原因で、
- 性能の低下
- 燃費の悪化
- 車の早期寿命
などの問題が起こり得ます。
更には、非常に稀ですがエンジンが焼き付いたり、マフラーから煙が出るなど、修理費用が高くつく深刻な問題に発展することもあります。
そのため、問題が起こる前にオイル交換を行うことが推奨されています。
経験豊かな整備士の友人は、「最初のうちは交換が少し遅れても問題ないが、車の走行距離や使用年数が増えるにつれ、オイル交換を怠ると異音や振動、燃費の劣化が顕著になる」と言います。
車を短期間で乗り換えるつもりなら、「車検の際だけのエンジンオイル交換」でも構いません。
しかし、長く愛車として乗り続けたいなら、「メーカー推奨の交換時期に従ってエンジンオイルを更新する」のが賢明です。
ガソリンスタンドで「5,000kmごと、または半年ごと」に交換を勧めるのは、人々が交換を忘れやすいためです。
例えば、5,000kmで交換する機会を逃した場合、次は10,000kmで交換となり、これは通常問題ありません。
しかし、10,000kmでの交換を推奨していて、次に20,000kmまで放置すると、オイルへの負荷が大きくなり、忘れがちになります。
まとめ
どうでしたか?エンジンオイルの交換が少々遅れたとしても、それがすぐに車の故障につながるわけではありませんから、ご安心ください。
車種ごとにエンジンオイルを交換すべき最適なタイミングがありますので、所有している車の推奨される交換時期を確認することを強くお勧めします。