宅配便の送り状を書いたあとに、
「住所を1文字間違えた」
「部屋番号を書き忘れた」
「名前の漢字を間違えた」
「電話番号が違っていた」
と気づくことがあります。
まだ発送前なら、新しい送り状へ書き直すのがもっとも確実です。
一方、すでに発送してしまった場合は、荷物の配送状況や利用した配送会社によって対応が変わります。
この記事では、宅配便の宛名・送り状を間違えた場合の対処法を、発送前・発送後に分けてわかりやすく解説します。
- 宅配便の宛名を間違えたら最初に確認すること
- どこを間違えたか確認する
- 発送前なら新しい送り状に書き直すのがおすすめ
- 二重線で訂正してもいい?
- Web・アプリで作った送り状を間違えた場合
- 郵便番号だけを間違えた場合
- 部屋番号を書き忘れた場合
- 受取人の名前を間違えた場合
- 電話番号を間違えた場合
- 差出人の住所を間違えた場合
- 発送後に宛名間違いへ気づいたらどうする?
- ヤマト運輸で送り状を間違えた場合
- 佐川急便で送り状を間違えた場合
- 日本郵便で送り状を間違えた場合
- ゆうパックのラベルを別の荷物に貼ってしまった場合
- 送り状を間違えたまま届くことはある?
- 間違った住所が実在する場合は特に注意
- 誤配と「住所を自分で間違えたケース」は違う
- すでに配達完了になっていた場合
- 宅配ボックスを使う場合は部屋番号に注意
- 宛名間違いを防ぐためのチェックポイント
- 手書きより送り状作成サービスを使う方法もある
- 宅配便の宛名間違いについてよくある質問
- まとめ|送り状の間違いは発送前なら書き直すのが確実
宅配便の宛名を間違えたら最初に確認すること
送り状の間違いに気づいたら、まず次の3点を確認しましょう。
- どこを間違えたのか
- まだ発送前か、すでに発送済みか
- どの配送会社を利用したか
特に「発送前か発送後か」で対応は大きく変わります。
どこを間違えたか確認する
送り状でよくある間違いには、次のようなものがあります。
・郵便番号を間違えた
・都道府県や市区町村を間違えた
・丁目・番地を間違えた
・マンション名を書き忘れた
・部屋番号を書き忘れた
・受取人の氏名を間違えた
・電話番号を間違えた
・差出人の住所や氏名を間違えた
・別の荷物の送り状を貼ってしまった
間違いの程度によって、荷物がそのまま届く可能性や必要な手続きが変わります。
発送前なら新しい送り状に書き直すのがおすすめ
まだ荷物を配送会社へ渡していないなら、もっとも確実なのは新しい送り状に書き直す方法です。
小さな書き間違いであっても、無理に訂正して読みにくくするより、新しい送り状へ正しい情報を書いた方が誤配防止につながります。
特に、
・住所
・番地
・部屋番号
・受取人名
を間違えた場合は、書き直すのがおすすめです。
二重線で訂正してもいい?
手書き送り状の場合、軽微な間違いなら訂正できる場合もあります。
ただし、配送会社や送り状の種類によって扱いが異なります。
何度も書き直した送り状や、どちらが正しい住所かわかりにくい送り状は避けましょう。
迷った場合は新しい送り状を使うのが確実です。
コンビニや営業所、郵便局から発送する場合は、その場で新しい送り状をもらえるか確認してください。
Web・アプリで作った送り状を間違えた場合
スマートフォンやWebサービスから送り状を作成した場合は、発送手続きを完了する前なら作り直せることがあります。
サービスによって修正・キャンセル・再発行方法が異なるため、利用している配送サービスの画面を確認しましょう。
すでに荷物を引き渡したあとで画面上の住所だけ変更しても、発送済み荷物へ自動的に反映されるとは限りません。
発送後は配送会社へ確認してください。
郵便番号だけを間違えた場合
郵便番号と住所が食い違っている場合でも、住所から正しい配達先を確認できることはあります。
ただし、仕分けに時間がかかったり、配達が遅れたりする可能性があります。
まだ発送前なら必ず正しい郵便番号へ直しましょう。
郵便番号そのものを書き忘れた場合はこちらも参考にしてください。
関連記事:郵便番号を書き忘れたら届く?投函後の対処法と遅れる可能性を解説
部屋番号を書き忘れた場合
マンション名や受取人の氏名などから配達先を判断できる場合もありますが、必ず届くとは限りません。
同じ建物に同姓の人がいる場合や、大規模マンションでは特に注意が必要です。
発送前なら部屋番号を追加してください。
すでに発送済みなら配送会社へ正しい部屋番号を伝えましょう。
受取人の名前を間違えた場合
漢字を1文字間違えた程度なら住所から配達される場合もありますが、確実とは言えません。
特に、
・名字がまったく違う
・旧姓になっている
・会社名が違う
・店舗名が違う
といった場合は、配達先確認が必要になる可能性があります。
発送前なら書き直し、発送後なら配送会社へ相談しましょう。
電話番号を間違えた場合
住所と氏名が正確であれば、電話番号だけの間違いで必ず配達できなくなるわけではありません。
ただし、
・住所を確認したい
・不在時に連絡したい
・配達について確認したい
といった場合に、配送会社が受取人へ連絡できなくなります。
気づいた段階で正しい電話番号を伝えておくと安心です。
差出人の住所を間違えた場合
差出人の住所や氏名も重要です。
荷物を配達できず発送元へ返送することになった場合、差出人情報まで間違っていると返送がスムーズにできない可能性があります。
発送前なら必ず訂正しましょう。
発送後に気づいた場合も、配送会社へ連絡して相談してください。
発送後に宛名間違いへ気づいたらどうする?
すでに荷物を渡したあとは、送り状を書き直すことはできません。
まず、
- 送り状番号・追跡番号を確認
- 配送状況を確認
- 正しい住所・氏名を準備
- 配送会社へ連絡
という順番で対応しましょう。
発送後の住所変更については、配送会社によって料金や条件が大きく異なります。
詳しい手続きはこちらの記事で解説しています。
関連記事:発送後に住所間違いに気づいたらどうする?ヤマト・佐川・日本郵便の変更方法を解説
ヤマト運輸で送り状を間違えた場合
ヤマト運輸では、一部の荷物を除き、発送後でも届け先住所を変更・転送できる場合があります。
ただし、発送後の住所変更には注意が必要です。
送り状に記載された住所から新しい届け先までの定価運賃が発生し、その運賃は受取人が着払いで支払います。
たとえば、
東京都の住所を書いた
↓
本当は神奈川県へ送りたかった
という場合、最初の発送元からではなく、
「送り状に記載した東京都の住所」
↓
「正しい神奈川県の住所」
までの転送運賃が追加で発生します。
また、ネコポス・こねこ便420・クロネコゆうパケットなど、転送できない荷物もあります。
気づいたら早めにヤマト運輸へ確認しましょう。
佐川急便で送り状を間違えた場合
佐川急便でも、一部の荷物を除いて別の住所への転送が可能です。
転送する場合は、
「送り状に記載した住所」
↓
「変更後の住所」
までの運賃が追加で発生します。
この運賃も受取人が着払いで支払う仕組みです。
また、荷受人側では対象となる荷物について、
・佐川急便営業所
・サービスセンター
・宅配ロッカー
・提携店舗
などへ受取場所を変更できる場合があります。
ただし、単なる受取場所変更と、まったく別の住所への転送は別の扱いになるため注意しましょう。
日本郵便で送り状を間違えた場合
日本郵便では、郵便物や荷物を差し出したあとに、
・あて名を間違えた
・住所を間違えた
・住所の一部を書き忘れた
と気づいた場合、「あて名・あて先変更」や「取戻し」を請求できます。
手続きできるのは基本的に差出人です。
受取人から「あて先を直してください」と変更手続きをすることはできません。
また、荷物がすでに配達されている場合は手続きできません。
気づいたら早めに差し出した郵便局や最寄りの集配郵便局へ相談しましょう。
ゆうパックのラベルを別の荷物に貼ってしまった場合
複数の荷物を同時に準備していると、
「Aさん宛てのラベルをBさんの荷物に貼ってしまった」
というミスも起こります。
発送前なら、それぞれ正しいラベルへ貼り直しましょう。
発送後に気づいた場合は、すぐ日本郵便へ連絡してください。
配達前であれば、あて名変更の手続きが可能な場合があります。
ヤマト運輸や佐川急便の場合も、送り状番号とそれぞれの荷物の特徴を用意して早めに配送会社へ相談しましょう。
送り状を間違えたまま届くことはある?
軽微な間違いで、その他の情報から受取人を特定できる場合は配達されることもあります。
たとえば、
・郵便番号の一部だけが違う
・マンション名を省略した
・氏名の漢字を少し間違えた
などです。
ただし、「この程度なら届くだろう」と自己判断するのはおすすめできません。
間違いに気づいたら、発送前なら訂正、発送後なら配送会社へ確認する方が安心です。
間違った住所が実在する場合は特に注意
住所を間違えた場合でも、存在しない番地なら配送会社が確認してくれる可能性があります。
一方で、書き間違えた住所が実際に存在すると、その住所へ配達が進んでしまう可能性があります。
たとえば、
正しい住所:○○町1-2-3
書いた住所:○○町1-2-8
で、1-2-8にも住宅がある場合です。
このような場合は、できるだけ早く配送会社へ連絡しましょう。
誤配と「住所を自分で間違えたケース」は違う
ここは区別して考える必要があります。
送り状には正しい住所を書いたのに配送会社が別の住所へ届けた場合は「誤配」です。
一方、
送り主自身が間違った住所を書いた
↓
配送会社がその送り状どおりの住所へ配達した
という場合は、配送会社が住所を間違えて配達したわけではありません。
そのため、「配送会社が無料で回収して正しい住所へ届け直してくれる」とは限りません。
自分で住所を間違えたことに気づいたら、配達完了前に連絡することが重要です。
すでに配達完了になっていた場合
追跡画面ですでに「配達完了」になっている場合は、単純な住所変更では対応できない可能性があります。
すぐ配送会社へ連絡し、
・送り状番号
・間違えて記載した住所
・本来の住所
・発送日
・荷物の特徴
などを伝えて相談してください。
配達中の荷物を止めたい場合はこちらの記事も参考になります。
関連記事:配達中の荷物は止められる?発送後のキャンセル・転送・受取変更を配送会社別に解説
宅配ボックスを使う場合は部屋番号に注意
マンションなどで宅配ボックスを利用する場合は、部屋番号の間違いに特に注意しましょう。
部屋番号を間違えると、
・別の部屋宛てと判断される
・宅配ボックスの案内が別の部屋へ届く
・配達できず持ち戻りになる
などの可能性があります。
建物名だけでなく、部屋番号まで必ず確認してください。
宛名間違いを防ぐためのチェックポイント
発送前には、送り状と元の住所情報を見比べて確認しましょう。
郵便番号
郵便番号から住所を自動入力した場合でも、最後まで確認します。
似た地名や隣接地域が表示されることもあるため注意しましょう。
番地
「1-2-3」と「1-3-2」のような数字の入れ替わりは見落としやすいポイントです。
建物名・部屋番号
マンション・アパートでは特に重要です。
通販サイトやメッセージから住所をコピーした場合も、省略されていないか確認しましょう。
氏名
漢字や旧姓、会社名などを確認します。
法人宛てなら部署名や担当者名も必要に応じて記載しましょう。
電話番号
住所確認などで連絡が必要になった場合に備えて、正しい番号を記載します。
差出人情報
荷物が戻ってくる可能性も考え、自分の住所・氏名・電話番号も確認しましょう。
手書きより送り状作成サービスを使う方法もある
同じ相手へ何度も荷物を送る場合は、各配送会社のWeb・アプリなどを利用して送り状を作成する方法もあります。
一度正しい住所を登録しておけば、手書きによる数字の書き間違いを減らせます。
ただし、引っ越し後も古い住所が登録されたままになっていることがあるため、登録情報を定期的に確認しましょう。
宅配便の宛名間違いについてよくある質問
名前を1文字間違えただけなら届きますか?
住所などの情報から受取人を確認できれば届く場合があります。
ただし、必ず届くとは限りません。
発送前なら訂正し、発送後なら必要に応じて配送会社へ連絡しましょう。
部屋番号を書き忘れても届きますか?
建物名や氏名から判断できる場合もありますが、確実ではありません。
特に戸数の多いマンションでは配達できない可能性があります。
郵便番号を間違えても住所が合っていれば届きますか?
住所から確認できる場合がありますが、仕分けに時間がかかったり配達が遅れたりする可能性があります。
まだ発送前なら正しい郵便番号へ直してください。
発送後に送り状を書き換えることはできますか?
自分で送り状を書き換えることはできません。
配送会社へ連絡し、住所変更・転送・あて名変更などの手続きを相談します。
住所変更には料金がかかりますか?
配送会社やサービスによって異なります。
ヤマト運輸と佐川急便では、別住所へ転送する場合、送り状に記載した住所から変更先までの追加運賃が発生し、受取人の着払いとなる場合があります。
日本郵便も、あて名変更・取戻しで手数料などが必要になる場合があります。
送り主ではなく受取人から変更できますか?
配送会社や手続き内容によって異なります。
日本郵便のあて名・あて先変更は差出人が手続きします。
ヤマト運輸や佐川急便では受取人側から利用できる受取場所変更などもありますが、自由に別住所へ変更できるとは限りません。
まとめ|送り状の間違いは発送前なら書き直すのが確実
宅配便の宛名や送り状を間違えた場合は、まず発送前か発送後かを確認しましょう。
発送前なら、新しい送り状へ書き直すのがもっとも確実です。
発送後なら、
- 送り状番号を確認する
- 追跡状況を確認する
- 正しい住所・氏名を用意する
- 配送会社へ早めに連絡する
という流れで対応します。
特に住所や部屋番号を大きく間違えた場合は、時間が経つほど変更が難しくなる可能性があります。
「少しくらいなら届くだろう」とそのままにせず、間違いに気づいた時点で対応しましょう。


