【こたつ節電術】つけっぱなしでも節約できる?電気代を抑える効率的な使い方ガイド

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冬の定番暖房といえば「こたつ」。日本の冬には欠かせない存在で、家族が集まる団らんの中心にもなります。電気代が比較的安いと言われる一方で、「こまめに消した方がいいの?」「つけっぱなしにしたらムダなのでは?」と迷う人も多いのではないでしょうか。特に光熱費が上がりやすい冬場は、こたつの使い方ひとつで家計に大きな差が出ることもあります。実際、こたつは使い方や環境次第で電気代が2倍以上変化することがあるのです。

また、暖房効率は室温や布団の厚み、床の断熱性にも左右されるため、単純に「つけっぱなし=ムダ」とは限りません。この記事では、こたつの電気代がどのような仕組みで決まるのか、オンオフ頻度が電気代にどんな影響を与えるのかを具体的な数値とともに詳しく解説します。さらに、少しの工夫で節約しながら暖かさをキープできる実践的なコツも紹介。読後には、あなたのライフスタイルに合った“こたつ節電術”が見つかるはずです。


こたつの基本電気代を知ろう

消費電力の目安

一般的な家庭用こたつの消費電力は300W~600W前後。ただし、常にこの電力を消費しているわけではなく、実際にはサーモスタット制御によって自動的にON・OFFを繰り返し、設定温度を一定に保っています。つまり、こたつ内部の温度が十分に温まると自動で電源が切れ、温度が下がると再び稼働する仕組みです。この仕組みのおかげで、使用状況によっては平均消費電力が100W〜200W程度まで抑えられることもあります。

また、電気代の目安をより正確に知るためには、使用時間や温度設定の強さ、環境温度(室温)なども考慮する必要があります。たとえば布団が薄い場合や部屋が寒い場合、ヒーターが頻繁に稼働し消費電力が高くなります。一方で、断熱性の高いマットや厚手の布団を使用すれば、ON時間が短くなり結果的に節電効果が得られます。

使用時間弱(平均120W)中(平均200W)強(平均350W)
1時間あたり約4円約6.8円約12円
8時間使用時約32円約54円約96円

※電力単価31円/kWhで計算(2025年時点の平均)

このように、実際の電気代はこたつをどのような環境でどのくらいの時間使うかによって変動します。たとえば1日3時間を「中」で使用する場合、1ヶ月あたりの電気代は約490円前後。長時間使う場合でも、エアコンや電気ストーブよりもコストが低いため、こたつは家庭用暖房の中でも最もコスパが高い暖房器具といえるでしょう。


こまめに消す vs つけっぱなし:どちらが節約?

① こまめに消す場合

「使わないときは電源を切る方が節約」と思いがちですが、実際には再加熱時に多くの電力を使うことがポイントです。こたつの内部が冷えきると、再び設定温度まで上げるためにヒーターがフル稼働し、一時的に消費電力が急増します。つまり、短時間でのオンオフの繰り返しは非効率であり、結果的に電気代がかえって高くつくケースもあるのです。

特に冬場の冷え込んだ部屋では、こたつ内部が短時間で冷えるため、再加熱に余分なエネルギーを使ってしまいます。5〜10分程度の離席で電源を切ると、戻ったときに再び温まるまで時間がかかり、快適さも損なわれがち。節電効果を狙うなら、30分以上離席する場合にのみ電源を切るのが現実的なラインです。さらに、布団を整えたり断熱マットを敷くことで、電源を切っている間の保温時間を延ばすこともできます。

② つけっぱなしの場合

一方、長時間つけっぱなしにしても、こたつが常にフル稼働しているわけではありません。温度が一定に達するとサーモスタットが働き、ヒーターが自動的にOFFになるため、平均消費電力は150W前後まで下がるケースもあります。この自動制御によって、意外にも電力の無駄が少なく、一定の温度を維持しながら安定した消費が可能です。

つまり、短時間(30分〜2時間)の離席ならつけっぱなしの方が安い場合も少なくありません。温度が維持されたままの状態であれば、再加熱にかかるエネルギーが節約できるためです。ただし、3時間以上離れる場合は一度OFFにして布団をかけておく方が省エネになります。また、温度設定を「中」または「弱」にしてつけっぱなしにすれば、快適さを保ちながら消費電力を抑えることができます。


効率的なこたつ運用で電気代を節約するコツ

1. 布団の保温力を高める

布団が薄いと熱が逃げやすく、ヒーターが頻繁に稼働し、無駄な電力消費につながります。厚手の掛け布団+断熱シート+保温マットを併用することで、最大で30%以上の節電効果が期待できます。特に、断熱シートを床と布団の間に敷くと熱の循環が良くなり、温度のムラも軽減されます。さらに、毛布やフリース素材のカバーを掛けることで保温層が増え、こたつの中の暖かさが長時間持続します。こたつ布団の外側を覆うカバーを季節に合わせて選ぶのも効果的です。

2. 床との隙間を防ぐ

冷気は下から入り込むため、床との隙間を防ぐことは暖房効率に大きく影響します。こたつ下にアルミシートや断熱ラグを敷くことで、床からの熱損失を防ぎ、ヒーターの稼働頻度を減らせます。特にフローリングの部屋では冷えやすいため、厚手のラグやジョイントマットを併用すると効果的。さらに、ラグの縁までしっかり覆うように敷くことで、暖気が外に逃げにくくなります。小さな工夫ですが、体感温度が1〜2℃上がるだけでも快適さが大きく変わります。

3. 室温を上げすぎない

設定温度を「強」にしたまま長時間使用すると、電気代が急激に上昇します。特に最初の暖め段階でヒーターがフル稼働するため、最初の10〜15分だけ強で温め、その後は中または弱に切り替えるのが節約のコツです。また、布団の内側が十分に暖まったら温度を下げても快適さを保てるため、過剰な設定を避けましょう。室温が安定しているとサーモスタットのON/OFF頻度も減り、自然と電気代が抑えられます。

4. 使用時間を決める

無意識につけっぱなしにしてしまうと、気づかないうちに電気代が増加します。タイマー機能やスマートプラグを活用すれば、自動で電源を切る設定ができるため、つけっぱなしを防止できます。特に就寝前や外出時など、時間を決めて使用することでムダをカット。さらに、スマートプラグを使えばスマホから遠隔操作も可能で、外出先でも安心です。使う時間帯を意識するだけでも、月数百円〜千円単位の節電につながります。


実際どのくらい差が出る?シミュレーション

使い方1日8時間×30日電気代/月
つけっぱなし(中設定)約54円×30日約1,620円
こまめにON/OFF(再加熱多め)約70円×30日約2,100円

この比較を見ると、同じ8時間の使用でも月あたり約500円の差が出ることがわかります。さらに、1日あたりに換算すると約15〜20円程度の違いに見えますが、冬の間ずっと続けると年間で6,000円以上の節約になる可能性もあります。家庭全体で暖房器具を複数使う場合は、この小さな差が積み重なって大きな節約効果につながります。

また、家族構成や生活パターンによっても最適な使い方は異なります。たとえば、在宅ワークや長時間リビングで過ごす家庭では「弱設定でつけっぱなし」にして安定した暖かさを維持する方が結果的に効率的です。一方で、外出や離席が多い場合は「タイマー+短時間OFF」運用が向いています。

つまり、“短時間ならつけっぱなし”、“長時間離れるときはOFF”が最適解。 こたつは温度維持のための電力が意外と少ないため、冷え切らせない使い方こそが節電につながります。


まとめ:こたつの電気代は“使い方”で決まる!

  • 5〜10分の離席ならつけっぱなしが経済的
  • 1時間以上離れるなら電源OFF
  • 断熱+タイマーで保温効率を最大化

こたつはエアコンや電気ストーブに比べて電気代が安く効率的な暖房器具ですが、その効果を最大限に発揮するためには使い方の工夫が欠かせません。たとえば、こたつ布団の厚みを見直したり、断熱シートを下に敷いたりするだけでも、保温力が向上して電気代を10〜30%ほど節約できることがあります。

また、使う時間帯を意識することも重要です。家族が集まる夜の時間帯だけ使用し、日中は他の暖房器具と併用してバランスを取ることで、より効率的にエネルギーを使うことができます。こたつは一点集中型の暖房なので、部屋全体を温めるよりも少ない電力で快適な温度を保てるのが大きなメリットです。

さらに、温度設定を「中」以下にし、上掛け布団やブランケットを追加することで、熱の逃げを防ぎながら快適さを維持できます。こうした小さな積み重ねが、結果的に月々の電気代の節約につながるのです。布団・床・時間の3要素を意識して、暖かさと節約を両立させ、冬の快適ライフを手に入れましょう。

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