新幹線を選ぶ際、「のぞみ」「ひかり」「こだま」のどれを選べばいいのか迷うこと、ありませんか?
多くの人が「のぞみ」は速いけれども高価、一方で「こだま」は時間はかかるものの料金がお手頃と考えています。
私も普段は新幹線をあまり使わないのですが、この間東京に行く機会があって、これらの列車の違いについて調べてみました。
この記事では、「のぞみ」「ひかり」「こだま」の各新幹線の特徴を速度や料金、停車駅の面から比較し、新幹線を利用する際の参考にしていただければと思います。
各列車の特徴比較
それでは、各列車の特徴を「東京-新大阪」区間で見ていきましょう。
速度の比較
- 速度範囲は時速270〜285キロメートルで、これは車両によって異なります。
- 新幹線の速度は車両によるもので、列車の種類で速度が変わるわけではありません。しかし、「のぞみ」には新しい、速い車両がよく使われています。
- 将来的には全車両がN700Aに更新され、どの列車も時速285キロメートルで運行されることになります。
所要時間の差
- 「のぞみ」は最速で目的地に到達します。
- 所要時間は次のようになります。
東京~新大阪 | 所要時間 |
のぞみ | 約2時間30分 |
ひかり | 約3時間 |
こだま | 約4時間 |
東京から新大阪までの間、「のぞみ」なら約2時間30分で到着し、「こだま」を使うと約4時間かかります。これにより、約1時間30分の差があります。
新幹線の停車駅数に関する比較
- こだま: 通る駅全てに停車します。
- ひかり: 中間の停車駅数を持ちます。
- のぞみ: 最も限られた駅のみに停車し、迅速な旅を実現します。
「こだま」は、そのルート上の全ての駅で停車するため、移動には比較的時間がかかります。
一方で、「のぞみ」は東京から新大阪への移動で、たった4つの駅にしか停車しないため、最も速く目的地に到達できます。
東京~新大阪 | 停車駅数 |
のぞみ | 途中4箇所のみで停車。 |
ひかり | 途中12箇所に停車しますが、うち8箇所は特定の列車に限られます。 |
こだま | 途中の全駅で停車します。 |
停車駅数の違いによって、各新幹線の所要時間が異なり、利用者が目的地に到着するまでの時間に直接影響を及ぼします。
新幹線の運行本数についての比較
- のぞみ: 最も運行本数が多く、頻繁に運行されています。
- ひかり: 中間の運行本数を誇ります。
- こだま: 運行本数が最少です。
特に「のぞみ」はその多い運行本数で知られ、駅にいるとしばしばその姿を見かけることができます。
東京~新大阪 | 運行本数 |
のぞみ | 合計で164本(下りが83本、上りが81本) |
ひかり | 合計で65本 (下りが33本、上りが32本) |
こだま | 合計で84本 (下りが40本、上りが44本) |
運行本数のこれらの違いは、利用者が新幹線を選択する際の利便性や柔軟性に大きく影響を及ぼします。
新幹線の運賃に関する詳細
- のぞみ: 指定席やグリーン車では少し高めの設定です。
- ひかり・こだま: これら二つの運賃はほとんど変わりません。
自由席を選択した場合、「のぞみ」「ひかり」「こだま」の間で運賃差はありません。
ただし、指定席やグリーン車を選ぶと、「のぞみ」の方が少しだけ運賃が高くなります。
具体的には、指定席で320円、グリーン車で1,320円の追加料金がかかります。
一般的に、「のぞみ」で早く目的地に着くことの代償として、運賃がかなり高いと思われがちですが、実際には大きな運賃の差はありません。
東京~新大阪 | 自由席 | 普通車指定席 | グリーン車 |
のぞみ | 13,870円 | 14,720円 | 19,590円 |
ひかり | 13,870円 | 14,400円 | 19,270円 |
こだま | 13,870円 | 14,400円 | 19,270円 |
これらの情報を基に、旅行の速さや快適さを重視する方は、わずかな運賃の差を考慮して、自分に最適な新幹線を選択することが可能です。
「のぞみ」「ひかり」「こだま」どれを選ぶ?
調べてわかったのは、以下の点です:
- 自由席を選べば、どの新幹線も運賃は同じです。
- 指定席やグリーン車を選ぶ場合、「のぞみ」が他の2つに比べて少し高くなります。
- 列車による所要時間の違いは、停車駅の数によって大きく変わります。
どの新幹線があなたに合っているか?
- 速く到着したいなら「のぞみ」
- 目的地へ最速で到着したい方や、「のぞみ」の停車駅が目的地に合っている方に最適です。
- 「ひかり」は中間の選択肢
- 「のぞみ」の停車駅に目的地がないけれども、早く到着したい方や「ひかり」の停車駅が目的地である方にぴったりです。
- ゆったり旅をしたいなら「こだま」
- 「のぞみ」や「ひかり」の停車駅に目的地がない方、または全ての駅に停車するゆったりとした旅を楽しみたい方に適しています。
まとめ
以前は「のぞみ」の速さが高価な運賃を正当化すると思っていましたが、実際には自由席では運賃に差がないことがわかりました。これからは、より自分のニーズに合った新幹線を選ぶことができそうです。
皆さんも、これらのポイントを踏まえ、最適な新幹線を選んでみてくださいね。