足のサイズが大きいと身長も伸びる?成長期・遺伝との関係を解説

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「子どもの足が急に大きくなったけれど、これから身長も伸びる?」

「足が大きい子は将来背が高くなる?」

「両親が小柄だと、子どもの身長もあまり伸びない?」

子どもの靴が急にきつくなったり、短期間でサイズアップしたりすると、身長との関係が気になりますよね。

結論からいうと、足の長さと身長には一定の関係があります。

実際に、身長が高い人ほど足も長い傾向があり、成長期には足の成長が身長の伸びより早く進むこともあります。

ただし、

「足が大きい=将来必ず高身長になる」ということではありません。

身長には遺伝だけでなく、成長のタイミングや健康状態、栄養状態などさまざまな要素が関係します。

この記事では、足のサイズと身長の関係、足が先に大きくなる理由、遺伝との関係、将来の身長を考えるときのポイントをわかりやすく解説します。

足のサイズと身長には関係がある?

足の長さと身長には、一定の相関関係があります。

一般的には、体が大きい人ほど足も大きくなる傾向があります。

子どもを対象とした研究でも、足の長さと身長には関連がみられています。

ただし、ここでいう「相関がある」と、

「足のサイズを見れば将来の身長がわかる」

という意味は同じではありません。

たとえば、

・身長は高いけれど足はそれほど大きくない
・足は大きいけれど身長は平均的
・兄弟でも足と身長のバランスが違う

ということは普通にあります。

そのため、足のサイズは体格を考える一つの情報にはなりますが、将来の身長を決めるものではありません。

足が大きいと将来背が高くなる?

「足が大きい子は背が高くなる」と昔から言われることがあります。

これは、まったく根拠がない話ではありません。

成長期には足と身長がともに大きくなり、足の成長が身長の急激な伸びより少し早く進む傾向があるためです。

ただし、

足が大きい
↓
必ず身長が高くなる

という因果関係が証明されているわけではありません。

現在の足の大きさだけから、

「この子は将来180cmになる」

といった予測をすることはできません。

足のサイズは、将来の身長を決める数字ではなく、成長過程を見る一つの目安として考えるのがよいでしょう。

成長期は足が身長より先に大きくなることがある

子どもの成長では、体のすべての部分が同じタイミングで大きくなるわけではありません。

足や脚などの体の末端部分が先に成長し、そのあと身長の伸びが大きくなることがあります。

日本の子どもを長期間追跡した研究でも、足の長さの成長は身長の成長より早く落ち着く傾向が確認されています。

近年の子どもを対象とした研究でも、足の長さが大きく伸びる時期は、身長が最も伸びる時期より先に現れる傾向が報告されています。

そのため、

「最近急に靴が小さくなった」

という変化が、成長期にみられる体の変化の一つである可能性はあります。

ただし、足がサイズアップしたからといって、

「数か月以内に必ず身長が急激に伸びる」

と予測できるわけではありません。

成長の時期やペースには大きな個人差があります。

足のサイズが止まったら身長も止まる?

足のサイズが変わらなくなっても、すぐに身長の伸びが終わるとは限りません。

足の長さは、身長より先に成長が落ち着く傾向があります。

つまり、

足の成長が落ち着く
↓
その後もしばらく身長は伸びる

ということがあります。

そのため、

「去年から靴のサイズが変わっていないから、もう身長も伸びない」

と判断する必要はありません。

身長の伸びが残っているかを考える場合は、足のサイズだけではなく、

・現在の年齢
・これまでの身長の伸び方
・思春期の進み具合
・骨の成熟度

などを総合して考えます。

足の成長がいつ頃落ち着くのかはこちらの記事でも詳しく解説しています。

関連記事:足のサイズは何歳で止まる?男女別の目安と成長終了のサインを解説

靴のサイズと実際の足の長さは同じではない

子どもの成長を見るときに注意したいのが、「靴のサイズ」と「実際の足の長さ」を混同しないことです。

靴はメーカーや商品によって、

・幅
・甲の高さ
・つま先の形
・ゆとり

などが異なります。

そのため、

去年は22cm
↓
今年は23cm

になったからといって、足そのものがちょうど1cm伸びたとは限りません。

足の成長を確認したい場合は、靴に書かれているサイズだけではなく、実際の足長を測る方が分かりやすくなります。

靴がきつくなっていないかも定期的に確認しましょう。

身長はどのくらい遺伝で決まる?

身長には遺伝が大きく関係しています。

研究では、人による身長の違いの約80%が遺伝的な違いによって説明できると推定されています。

ただし、この数字には注意が必要です。

「身長180cmのうち144cmが遺伝で、残り36cmが生活習慣」という意味ではありません。

遺伝率は、ある集団の中で見られる身長の個人差について、遺伝的な違いがどの程度関係しているかを示す統計上の数字です。

そのため、

遺伝80%
↓
生活習慣で残り20%を自由に伸ばせる

という考え方は正確ではありません。

両親の身長は将来の身長を考える重要な手がかりですが、それだけで成人時の身長が決まるわけでもありません。

兄弟でも身長が違うのはなぜ?

同じ両親から生まれた兄弟でも、最終的な身長が違うことがあります。

身長には非常に多くの遺伝的な要素が関係しており、兄弟が両親から受け継ぐ遺伝情報の組み合わせは同じではありません。

さらに、

・生まれたときの状態
・病気の有無
・栄養状態
・思春期が始まる時期

なども成長へ関係します。

そのため、

「兄が180cmだから弟も180cmになる」

「両親が小柄だから高身長にはならない」

と単純には判断できません。

成長期に大切なのは食事・睡眠・運動

遺伝的な身長を大きく上回る方法があるわけではありません。

一方で、成長期の子どもが本来の成長をしていくためには、健康的な生活環境が重要です。

バランスのよい食事

身長を伸ばすために、

「牛乳だけ飲めばいい」

「タンパク質を大量に取ればいい」

というものではありません。

成長期には、

・タンパク質
・カルシウム
・ビタミン
・ミネラル
・エネルギー

などをバランスよく取ることが大切です。

特定の食品だけを大量に取るより、主食・主菜・副菜などを組み合わせた食事を基本にしましょう。

また、健康な子どもがサプリメントや「身長を伸ばす食品」を取れば、遺伝的な範囲を超えて背が高くなると保証できるものではありません。

十分な睡眠

睡眠も子どもの健康と成長に欠かせません。

成長ホルモンは睡眠中にも分泌されますが、

「夜10時までに寝れば身長が伸びる」

「睡眠時間を増やせばその分だけ背が高くなる」

といった単純な関係ではありません。

大切なのは、年齢に合った十分な睡眠時間を確保することです。

目安として、

6〜12歳
→ 1日9〜12時間

13〜18歳
→ 1日8〜10時間

程度の睡眠が推奨されています。

毎日できるだけ安定した睡眠時間を確保しましょう。

適度な運動

運動は骨や筋肉を健康に保つために大切です。

ただし、

「バスケットボールをすると背が高くなる」「縄跳びで骨端線を刺激すれば身長が伸びる」と断定できる科学的根拠はありません。

特定のスポーツをすることで身長が伸びるというより、日常的に体を動かすことが健康な成長を支えると考える方が適切です。

適切に行われる筋力トレーニングについても、それ自体が子どもの身長の伸びを止めるとは考えられていません。

将来の身長を予測する方法はある?

足のサイズよりも、将来の身長を考えるときによく使われるのが両親の身長です。

「ミッドペアレンタルハイト」や「ターゲットハイト」と呼ばれる方法があります。

目安の計算式は次のとおりです。

子ども計算式
男の子(父親の身長+母親の身長+13cm)÷2
女の子(父親の身長+母親の身長−13cm)÷2

たとえば父親が175cm、母親が160cmの男の子なら、

(175+160+13)÷2=174cm

が一つの目安になります。

ただし、174cmに必ずなるという意味ではありません。

目安となる範囲にはおよそ±8.5cmの幅があり、実際の成人身長には個人差があります。

足のサイズから計算する方法よりは参考になりますが、あくまで大まかな予測として考えましょう。

より詳しく身長の伸びを確認するなら成長曲線を見る

子どもの成長を見るときは、

「現在何cmあるか」

だけではなく、

「どのようなペースで伸びているか」

を見ることが重要です。

毎回の身長を成長曲線へ記録すると、

・一定のペースで伸びている
・急に伸び始めた
・以前より伸びが遅くなった

といった変化が分かりやすくなります。

身長が低めでも、同じ成長曲線に沿って順調に伸びている場合があります。

一方、以前の成長曲線から大きく外れてきた場合は、身長の数字だけを見るより注意が必要です。

身長が伸びないと感じたらいつ相談する?

足が小さい、大きいという理由だけで医療機関を受診する必要は通常ありません。

ただし、

・以前より明らかに身長の伸びが遅くなった
・成長曲線を下向きにまたいでいる
・両親の身長から考えてもかなり低い
・思春期の始まりが極端に早い、または遅い
・体重減少や慢性的な体調不良もある

といった場合は、小児科などへ相談してみましょう。

子どもの成長には、体質だけでなくホルモン・甲状腺・慢性疾患などが関係していることもあります。

必要に応じて、成長曲線や骨年齢、血液検査などを使って確認します。

足が大きい人にはどんな特徴がある?

成長期だけでなく、大人でも「自分は身長のわりに足が大きい」と感じることがあります。

足と身長には一定の関係がありますが、体の比率には個人差があるため、足が大きいこと自体は珍しいことではありません。

足が大きい人の特徴や靴選びについてはこちらで詳しく紹介しています。

関連記事:足が大きい人の特徴は?身長との関係・メリット・靴選びのポイントを解説

よくある質問

足が大きい子は将来背が高くなりますか?

身長が高い人ほど足も大きい傾向はありますが、足が大きいから将来必ず高身長になるわけではありません。

足のサイズだけでは成人時の身長を正確に予測できません。

足が急に大きくなるのは身長が伸びる前兆ですか?

成長期には、足の長さが大きく伸びる時期が身長の成長より先に現れることがあります。

ただし、足のサイズアップ後にいつ、何cm身長が伸びるかまでは予測できません。

足のサイズが止まったら身長も止まりますか?

必ずしも止まりません。

足の成長は身長より早く落ち着く傾向があるため、靴のサイズが変わらなくなったあとも身長が伸びることがあります。

身長は80%遺伝で決まるのですか?

身長の個人差について、遺伝的な違いが約80%を説明すると推定されています。

ただし、「一人の身長の80%が遺伝で決まり、残り20%を生活習慣で変えられる」という意味ではありません。

牛乳を飲めば身長は伸びますか?

牛乳はカルシウムやタンパク質などを取れる食品ですが、牛乳だけで身長が高くなるわけではありません。

成長期にはさまざまな食品から必要な栄養を取ることが大切です。

バスケットボールや縄跳びをすると背が伸びますか?

特定のスポーツをすると身長が伸びるという明確な根拠はありません。

運動は骨や筋肉、全身の健康には重要なので、無理なく継続できる運動を取り入れましょう。

子どもの将来の身長を知るにはどうすればいい?

両親の身長からターゲットハイトを計算する方法があります。

ただし大まかな目安なので、成長曲線や思春期の進み方などもあわせて見る必要があります。

まとめ

足のサイズと身長には一定の関係があります。

ただし、

足が大きい
=
将来必ず身長が高くなる

というわけではありません。

成長期には足の成長が身長より早く進むことがあるため、急なサイズアップが成長の変化と重なることはあります。

一方で、足のサイズだけから成人時の身長を正確に予測することはできません。

将来の身長を考えるときは、

・これまでの成長曲線
・両親の身長
・思春期の進み方
・健康状態

などを総合的に見ることが大切です。

また、食事・睡眠・運動は健康な成長を支える重要な要素ですが、特定の食品や運動によって身長を自由に伸ばせるわけではありません。

足のサイズだけで一喜一憂せず、その子自身の成長ペースを継続して見ていきましょう。

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